ポートランドレポート その3

さてさて、ポートランドレポート、第兇任△蠅泙后
なんてかっこつけたつもりだったのに、レポートの途中
でミスタッチ、ウェブページに送信してしまいました。
尻切れトンボ見たいと言うか、生煮えのうどんを食べているみたいで、
なんともいえない、あえて語れば、
「ちょっ、なんだこりゃあ!?」と叫びたくなるような気分は、きっ
と僕だけではなくて読者(もしかして、読んでくれる人がいたらの話だ
けど)の皆様も味わっている事だと思います、すみませんでした。
で、そういうわけで、続きを配信いたします。

関東地方に降る雪と限定しちゃいますと、その限定枠に当てはまらない
地方もあると思いますからあえて東京に降る雪といいますが、そのよう
なシャーベット状態な、べちょべちょで水っぽい降雪が20cm程度降っただけで、義務教育の学校は休校、電車バスの公共機関は止まる、そう
なると当然と言うかあきれてしまうと言うか会社関係も休んでしまうの
だそうです。つまり、緯度的には札幌と同じでも、気候的には暖かいと
ころらしく、降雪なんてものに対する免疫ってほどの大げさなものでは
ないんですが、対応策ってものがまるで無い容であります。まあ、義務
教育期間の休校ぐらいはまだ許せますが、一部の公共機関や民間会社ま
でが休んでしまうのは、盛
岡に暮らす僕には理解できない事でありますし、許せない事でもあり
ます。

電車の事が出ましたので、電車の事をちょっとだけ(つまり、僕が聞
きかじった程度の事)を語ります。聞きかじった程度ですが、僕は三度
ほど、この路面電車に乗りました。まあ、郊外になると三両とか四両と
かになるんだそうですが、僕が乗った電車は三度とも2両編成でした。
で、たかが路面電車などの報告をわざわざやるんかいって感じ
ている方に語りたいと思うのですが、何がかわっているかって云います
と、車内シートがすべて金属製なのであります。あの、いやあの何てい
わなくても良いかもしれませんが、ステンレス製の座席なのであります。
座席は日本の通勤電車と同じように対面式であります。が、シートはス
テンレス製であります。ステンレス製であるためだと思いますが、座り
ごこちは決して良いとはいえません。が、ひどく悪いと云うものでもあ
りません。なにせ金属製ですから、硬い感じはありますが、電車の振動
がダイレクトに伝わってくる感覚なんてものは、あれはあれなりに楽し
い感じもありました。まあ、バークレーでバーとにのってサンフランシ
スコまで出かけたときの電車と比べると、シートが布製と金属製の違い
があるだけで、どちらがどれくらい良いなあなんて印象はありませんで
した。ただ一言言わせてもらうと、サンフランシスコのバーとは汚い、
そしてちょっと臭う。あれに比べると金属製からくる硬い印象なんて者
は、「清潔感あるじゃん」って感じで、やっぱ、ポートランドの街は良
いんだと思います。

この電車は、路面(ダウンタウンの)を走っているだけではなく、南の

ージンなんて(そうですねえ、ポートランドから100kmぐらい離れてい

かな)そんな所までも走っているんであります。つまり、市内の路面線
路が、郊外の線路に繋がっているんですね。線路があれば、どこまでも
行くんだぞって気負いみたいなものが感じられるのは僕だけかもしれま
せんが、良いものであります。

それに、もう一つこの路面電車が気に入った点があります。市内の区間
は無料で乗車できるのであります。市内区間だけでありますが、フリ
ーで乗車出来、もちろん切符を購入する必要もないから、チケットを何
処で買えば良いのか、チケット購入方法なんかも僕は知りません。まあ、
ポートランド市内を歩くのには、ええ、これはまた楽しみの一つかもし
れませんね。
二度ほどしか乗車していない僕の感想ですが、電車の走行感覚が長すぎ
る、つまりですねえ、次の電車から次の電車への時間間隔が長すぎると
言う事であります。15分ぐらいで次の電車が来る事もありますが、だい
たい20分から25分ぐらいの間隔があるようです。でも、ガイドマップな
んかを片手に、よおく理解できない英文のパンフトにらめっこしながら
歩くのには、チョウド良い感覚かもしれません。

アメリカ国民の暮らしたい街ナンバー1をここ三年ほどキープしてい
る街の雰囲気を、どうにか感じてもらえるかも知れないと、「安柳閑話」
に書き始めました。まあ、何処まで行くのか、それは僕にも判りません。
ただ、ポートランド近辺ぐらいだと思いますが、もう少し付き合ってく
ださい。それでは、また。