『脳細胞に刺激を与えるには?』

 前回は、「エッチの不徳」の講義でした。
薔薇色の情熱的ナイトライフに水を差したようで、
 「だったら、お前はどうなんだ?」なんて言われそうな気がしています。
でも、やっぱり、あれは「程ほど」がいいですよ。

 さて、今回は、日々の行動パターンをちょっと変えるだけで、大変大きな「ボケ予防」につながる、アクティブなものを紹介します。
目標は、脳に刺激を与え、「脳細胞の活性を図る」ことです。

   『脳細胞に刺激を与えるには?』
 頭をゴンゴンたたけば、確かに、多少は脳細胞に刺激がいくでしょう。
でも、これでは、たたく手も、たたかれる頭も痛くてたまりません。
物理的な刺激を与えなくても、脳細胞を刺激する方法があります。
それは、脳が、
 「おや、これは何なんだ」
 「あれっ、いつもと違うジャン」
 「うわー、ずいぶんやりにくいぞ」
などと、脳がはっとする行動をとることです。
要は、脳をびっくりさせればいいんです。

  『びっくり脳細胞』の、具体的方法
 1. 右利きならば左手を、左利きならば右手を!
 食事する際に、利き手の反対の手で、10箸くらい食べてください。
箸でも、ホークでも、スプーンでも、素手でも、とにかく、利き手ではない手で食事してください。
10箸前後で結構ですから、食事のたびにトライして下さい。
 
 また、朝の洗面の再、コックをひねる、歯ブラシを使う、コップを持つ、櫛を使う、ドライヤーを持つ、タオルを取る、またはかける手を、利き手でない手で行ってみてください。

 2. 逆さ読みを、声に出して!
 映画、「死に花」の中で、主役の山崎努が、
 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1
と、1から10までの数字を10から1に向かって声を出して読んでいました。
これを、1日、閑があれば何度でも行ってください。

これが簡単にできるようになったら、数を増やして下さい。
1000からスタートして1に終わるまでを、5分以内にできるようになれば、もうボケの心配はありません。

 新聞を、一段落でいいですから、文末から文頭に向かって、声を出して読んでください。内容が理解できなくて結構です(もちろん理解できるわけがありません)。
意味不明の文章を、
 「声に出して読む」ことが大切です。
それは、文章を文末から視覚で追っかける事により、視覚をつかさどる脳細胞が、声に出すことにより、脳の言語中枢が、その読み上げた、訳のわからない言語を聴覚で捕らえることにより、脳の聴覚中枢が、びっくり仰天、おお慌て、やはりこれも、脳細胞の活性になるからです。

  3. 手指の、左右逆運動!
 先ず、グー、パー運動から始めましょう。
左手でグーを握ると同時に、右手はパーを開いてください。これを10回行って、1セットとします。
これを、一度に3セット、朝、昼、晩の3回行ってください。

 次は、指の折り曲げ運動です。
先ず両手を開いて、
 左手は、親指から小指に向かって折り曲げていき、それと同時に右手は、小指から親指に向かって折り曲げていきます。
ここで、両手は握った状態になっていますから、今度は、左手は、小指から親指に向かって開いていき、右手は、親指から小指に向かって開いていきます。
これで1セットです。
これを、一度に3セット、朝、昼、晩の3回行ってください。

 今度は、少しやりにくいけど、でも、楽しいです。
先ず、左右の指先と指先を接触させます。
そして、親指と親指は少し離して、他の4本の指先は接触したままで、左右の親指を前回しで10回、後ろ回しで10回ずつ回します。
これを、残りの4本の指、全てに行います。
これで、1セットです。
これを一度に3セット、朝、昼、晩の3回行ってください。

 これが、らくに出来るようになったら、接触する指先を変えてみましょう。
左の親指と右の人差し指、左の人差し指と右の中指と言った具合に、接触する指をずらして、上記の、指回し運動を行うと、さらに脳細胞に刺激を与えます。

  4. 脳だけじゃなく、身体も若がえる、うしろ歩き!
 誰でも、何処でも、簡単にできて、効果が抜群なのが、この「うしろ歩き」です。
家庭でも、職場でも、どんどんうしろ向きに歩いてください。
これこそ、脳活性の秘策中の秘策です。
 ただ、背中に「目」をつけて歩いてください。思わぬ障害物(?)に出くわさないとも限りません。健康になろうとして怪我をしたなんて、笑い話にもなりませんから。

 『ボケ予防大作戦』第2段は、ちょっと長くなりました。
それを、ここまで読んでくださったあなたこそが、最後に笑って死ねる人となるでしょう。
 さあ、今日から、早速、トライ!トライ!トライ!