「咳風邪、これが一番」

 立冬から10日も過ぎると朝晩は滅法寒くなりました。
その為か、我が治療院にも風邪引きさんが結構来院しています。
今年の特徴は、「咳風邪」でしょうか、
それ程高熱はでないものの、咳が長引いて来院する人が多いように見うけられます。

そこで今回の閑話は、Dr.Bearお勧め一番、家庭で出来る風邪飲料、「咳払い湯(せきばらいとう)」を紹介しましょう。
咳止め、痰きりには、びっくりするほどよく効きますから、どうぞお試あれ。

  (用意する物)
 香蓮(こうれん) ーーー これは商品名です。日本CI協会系列の自然食品店に置いてます。蓮根を乾燥粉末した物です。
 くず粉 ---  中国産、韓国産、いずれの国のくず粉でもOk。
 根生姜 --- 中国産、韓国産、いずれの国でもOK。
 醤油または塩 --- これらはナチュラルなものがベストです。

  【作り方】
 1. 小鍋に180cc前後(好みで、適当に)の水、小匙山盛りいっぱいの香蓮と、小匙山盛りいっぱいのくず粉(これは、とろみがつくので、お好みに合わせて適宜その量を加減してください。ちなみに僕は小匙2杯ぐらいが好きです。) を入れ、くず粉がすっかり溶けるまで攪拌します。
 2. くず粉が溶けたところで火にかけます。中火が良いでしょう。
 3. 熱を加えながらスプーンなどで攪拌しつづけます。
 4. 5、6分から10分前後で、とろみがでてきます。そして、透明感が出てきたら、醤油か塩で味付けです。これも好みで良いです。
 5. 味付けがすんだら、根生姜を2、3滴摩り下ろします。これも好みで良いのですが、生姜は薬味ですから、あまり多く入れるのは考えものです。
 6. これで出来あがりです。

  【飲み方】
 1. 1日2回までとする。多過ぎても、少なすぎても、効果は期待出来ません。
 2. 空腹時に呑む事。(ここがミソです)
 3. 暖かい内に呑む。つまり、作り置きはいけません。その都度作って呑んでください。

 おおぼらのように聞こえるかもしれませんが、どんな頑固な咳でも10日あれば7、8割方治ります。
恥ずかしいんだけど、僕はこれで、僕の治療の未熟さを補っているんです。それ程効きます。
これからのシーズンに、家庭の常備薬として備えて置かれることをお勧めします。
食品ですから副作用は一切ありません。

by Dr.Bear